シャンパンの作り方の歴史

シャンパン作りの始まり

歴史の長いシャンパーニュ地方はワイン愛好家でありブドウ畑のノウハウに精通していた古代ローマ人によってガロ・ロマン時代に整備されました。この地域は涼しくて雨が多く、白亜質の土壌や石灰岩からなる土地でできています。シャンパーニュのこうした気候がシャンパンの独特な味と香りを与えています。古代ローマ人はこの気候特性に合わせて、地域の中でも日当たりの良い場所や坂など水捌けのよい土地を選択し、さらに厳しい気候にも耐えられるブドウの品種選びも行いました。ローマ人は建物を建造するために地下から白亜質石灰岩を切り出していました。切り出された空間はワインを熟成するための場所として利用され、現在では世界遺産にも登録されています。その地下の空間はクライェールと呼ばれて深さは10mから40m程あり、温度が一定しているのでワインの熟成と保管に適した環境であると昔から知られています。クライェールは他では見られないここならではのものなのでまた次回改めてご紹介します。 

修道士による発明

ローマ人の後を継いでブドウ畑の地主となったのは教会の修道士でした。生産者はブドウを税として地主に納めていました。修道士はワインを作る際に様々な畑から収穫されたブドウを混ぜて作るようになり、これまでとは違う上質な味と自然の炭酸を含んだワインを作る事ができるようになりました。こうしてブドウのアッサンブラージュの仕組みを理解していきました。

またその他、修道士のドンペリニヨン(1638-1715年)が瓶内二次発酵を始めとしたアッサンブラージュに大切な工程を発見しました。時代を経てシャンパーニュ農家の方々がこの技術を改良し、20世紀に原産地統制名称が決まった際に製造者と消費者の両方にとって良い環境が整えられました。シャンパンは今日まで世界中の宴の場で飲まれており、唯一無二の存在感を示しています。

ひとくちメモ① :アッサンブラージュというのはブドウの品種を混ぜる工程の事で、シャンパーニュの場合は、どの品種のブドウを使うのか、シャンパーニュ地方内のどの村のブドウを使うのか、またいつの年代のブドウを使うのかが鍵となります。この工程の一番の目的は各農家オリジナルの味を毎年同じようにお客様に提供できるようにする事です。

ひとくちメモ② : シャンパーニュ 地方にはCru(クリュ)と呼ばれる葡萄の格付けシステムが存在します。これは村や町単位でわけられていて、シャンパーニュ 地方の特徴でもあります。こうした格付けシステムはフランス全土に存在しますが、システムは地域毎に違っていて、例えばボルドー地方であればシャトー毎に決められます。シャトーはフランス語で城を意味しますが、ボルドー地方では伝統的にワイン農家の家を指します。

シャンパンの格付けシステムについて

1936年にシャンパンの原産地統制名称を作った際にシャンパーニュにあるおよそ320の村をブドウの美味しさや農地の良さを元にしてランキングにしました。

その時に17の村が最上級のグランクリュに指定され、村にある全ての葡萄畑がグランクリュになりました。そして44の村が2番目のランクであるプルミエ・クリュに指定されました。このランキングは現在でも使われていて、品種の保証として必ずシャンパンのボトルに書かれています。より上質なブドウを求めてワイン農家がこれらの地域のブドウを購入することが多いです。

セザンヌ市

パリから国道を車で一時間半位走るとブラン・ド・ブラン南部にあるセザンヌ市に着きます。コート・ド・セザンヌブランドの葡萄畑の真ん中に位置する街は中世時代からの街並みが残っている場所で、曲がりくねった道や並木のある散歩道、また園芸や多くの建築スタイルの建物があります。

エぺルネー市

セザンヌ市から北へ40キロ程先進むと大手シャンパンメーカーも拠点を構える町、エペルネー市に着きます。その途中では谷の多い景色や葡萄畑、また森や農原を通ります。この地域では有名な大きなサン・ゴン沼に辿り着く前に、丘の上にある小さな村が遠くに見えます。四、五世紀頃にゲルマン民族が東からこの地に来てその村を作りました。丘の上からは沼やイル・ド・フランスの急崖又はシャンパーニュ地方の畑を見渡すことができます。

 

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